皆さんは抽象度に関して明確に説明できるでしょうか?
苫米地式コーチング理論においては抽象度は非常に大切なキーワードになります
ただし私が見ている限りこの抽象度に対して大きな勘違いをしている人が少なくありません。
抽象度と言えばゴールに関連して使われることが多く典型的な使い方は抽象度の高いゴールでしょう。
ただしここでハッキリ言っておくと、
抽象度が高ければ良いと言う事はありません
であれば抽象度が低ければ良いと言うことでしょうか?
そうでもありませんよね。
そもそも抽象度と言うコンセプトがなぜ大切なのかと言うと脳の創造的無意識を大きく発揮しあなたの未来の最高のゴールを実現していくためです。
そのために抽象度と言うコンセプトが大切になるわけです。
ではゴールの抽象度が高いだけで未来の最高のゴールは達成されるでしょうか?
当然達成されませんよね。
では何があれば達成されるでしょうか?
それはあなたの日々のアウトプットです
アウトプットがなければどれだけ抽象度の高いゴールを持って脳の創造的無意識を大きく発揮しようとしても単なる絵に描いた餅になりますよね。
では未来の最高のゴールを達成していくために抽象度と言うコンセプトをどのように活用していけば良いのでしょうか?
それは抽象度の上げ下げを自由自在に行うことです。
抽象度の上げ下げを自由に行うということは思考の柔軟性を保ちながら縦横無尽にアイデアを出していくと言うことです
そのアイデアを日々のアウトプットに落とし込めるから小さな成功体験を積み重ねることができるようになるわけです。
ですから抽象度は高ければ高いほど良いと言うことではなくて抽象度の上げ下げを自由自在に行い自分の思考のピラミッドを創っていくことが一番重要なのです
その結果あなたの創造的無意識が開花して数多くのアイデアを授かりそれをアウトプットすることで未来の最高のゴールが達成されていくわけです。
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思考のピラミッド
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抽象度を活用する一番重要な目的は未来の最高のゴールを達成するためでそのためには抽象度の上げ下げを自由自在に行い思考のピラミッドをいつでも創れるようにしておくことが大切だと述べました
思考のピラミッドと言ってもなかなかイメージが湧きづらいと思いますのでここで簡単に説明しておきます。
抽象度とは簡単に言えば共通項を探し出し大きな括りを作っていく思考プロセスです。
具体例を挙げます。
例えば、
ポメラニアン、ブルドック、ダックスフンド
これらの抽象度を上げるとどうなりますか?
ヒントは共通項は何なのかと言う視点、
つまりその共通項を探し出し大きな括りを作ることが抽象度を上げるという考え方です。
答えはいろいろあるでしょう。
共通項は犬でも可能だし、ペットでも可能です。
それ以外にも四足歩行の動物と言い換えることもできます。
何を共通項にするかによって物事に対する見方が変わってきます。
共通項を犬と捉えるならば、
ポメラニアン、ブルドック、ダックスフンド以外に柴犬、チワワなど他の犬を思いつくことができます。
共通項をペットだと捉えるならば、
ポメラニアン、ブルドック、ダックスフンド以外に猫、小鳥などを思いつくことができます。
こういった大きな括りを決めて具体例を挙げていくことを抽象度を下げることだと思ってください。
この具体的なアイデアは一つ上の大きな括りつまり共通項をどう捉えるかによって変わってくるわけです。
抽象度を上げる、
抽象度を下げる、
その内容を簡単に説明しましたが、ここまでは大丈夫でしょうか?
では今度は犬の抽象度を上げるとどんな回答になるでしょうか?
いろいろな答えが思い浮かぶかもしれませんが、
答えは動物でも構いませんし、或いは動物より抽象度を一つ下げて四足歩行の動物も正解ですね。
さらに大きな括りで考えると哺乳類でも構いません。
犬は動物と言うカテゴリーの一つだしさらに大きな哺乳類でもあります。
では今度は動物の抽象度を下げればどのような回答になるでしょうか?
回答は馬でもいいし猫でもいいしサルでも良くです。
これで抽象度の上げ下げは分かっていただいたでしょうか?
抽象度を上げれば上げるほど限りなく大きな括りができ、
抽象度を下げれば下げるほど限りなく小さな具体例が数多く出てくる
そして様々な切り口を持つことによって思考の幅が格段に広がりそこから抽象度の上げ下げを自由自在に行うことで思考のピラミッドが縦横無尽に広がっていきます。
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抽象度の高いゴール
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ですからゴールの抽象度が高ければ高いほど思考の幅が格段に広がりそこから抽象度の上げ下げを行うことによって思考のピラミッドが縦横無尽に展開できます
ただし非常に残念なのは苫米地式コーチング理論を勉強している人の多くが抽象度を上げることばかり意識して抽象度を下げアウトプットに落とし込む作業を疎かにしているように私の目には映ります
特にコーチングをビジネスとして取り組んでいく上で大切なのはビジネスの利益に直結するアウトプットです。
抽象度の高いゴールばかり意識してもこのビジネスの利益に直結するアウトプットができていなければ抽象度の高いゴールは本当に絵に描いた餅に過ぎません。
そして抽象度の高いゴールばかりに意識を取られるあまりビジネスにとって大切な、
マインドセット
商品
ビジネスプラン
マーケティング
セールス
に対する真摯な取り組みがスコトーマとなってしまい生産性の高いアウトプットをし続けている人は本当に僅かだと思います。
未来の最高のゴールの一つにビジネスでしっかり稼いでいくことがあるのであれば、
抽象度をどんどん下げていき日々のビジネスの利益に直結するアクションプランを小さく刻んでいくことが非常に大切です。
例えば、
ゴールはwant toで
ゴールは現状の外側に
ゴールの抽象度は高く
ゴールのこだわりは強く大きく
は大切なキーポイントですが、
その達成の臨場感を高めていくためには
月間売上目標
月間メルマガ登録者数
月間体験セッション者数
が必ず必要になり、
それを達成していくために、
一日のブログ発信数
一日のランディングページPV数
一日のGoogle検索率
に最新の注意を払いながらどうすればクライアントに自分の存在を知ってもらい信頼関係を構築できるか知恵を絞り日々のアクションプランに細かく落とし込んでいくことほど重要な事はありません。
ゴールを達成していくためには抽象度の上げ下げを縦横無尽に展開することを意識してアイデアを授かりスピーディーな数多くのアウトプットをしていくことです
そこからしか未来の最高のゴールは達成されません。
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まとめ
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本日のお話は如何だったでしょうか?
抽象度に関する大きな勘違いと言う内容でお伝えしました。
抽象度を高くすれば良いと言うことではありません。
最終的に大切なのは未来の最高のゴールを達成するためのアウトプットをしていくことです。
そのアウトプットを正しい方向へ導くためには抽象度を高くすることばかり意識するのではなく抽象度の上げ下げを自由自在に行い思考のピラミッドを作っていくことです。
そこから柔軟なアイデアが生まれそれに基づいてアウトプットしていくからゴールは達成されていくと言うことです。
そしてコーチングをビジネスとして取り組んでいきたいのであれば、
この原理を活用して、
ビジネスにとって大切な、
マインドセット
商品
ビジネスプラン
マーケティング
セールス
の抽象度の上げ下げを自由自在に行いPD CAを素早く回し数多くのスピーディーなアウトプットをし続けることです。
そうすることでより稼げるビジネスの仕組みが構築できるようになりその時初めてあなたは抽象度と言うコンセプトの威力を知ることになります。
抽象度の高いゴールばかり描いて絵に描いた餅にならないことです。
あなたが思考のピラミッドをいつでも自由自在に創れることで未来の最高のゴールが達成されていくよう心から応援しています。
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