仕事では当然自分だけでなく周囲の力を借りなければ何も成し遂げることは出来ない。
周囲の一言で突破口が開けたり、他の人からの協力を仰げたりすることはよくあること。仕事のスピードアップには周囲の力は必要不可欠だ。
だからコミュニケーション能力がある人はどこでも重宝される。他力を思う存分活かせるので。
逆にコミュニケーション能力がないと仕事が出来ない人として烙印を押される可能性が高い。例えあなたが知識が豊富でスキルがあってもこの人は仕事が出来ないと判断されてしまう。
絶対こうすればコミュニケーションは上手くいく秘訣を教えることは出来ないが、私が普段から心掛けている考えをここで紹介したい。
それは自分中心の人間関係作りをしないこと。
相手中心の人間関係作りを常に心掛けること。
相手中心の人間関係作りとは、自分の利益は二の次にして、相手の利益を最優先で考えていくこと。いや自分の利益は二の次と言う考え方自体も捨てた方が良いかもしれない。
ギブアンドテイクだとどうしても見返りを求めてしまうから、相手との距離感が気になってしまう。ギブアンドギブの方が相手に一切期待する必要なく気楽な感じが大変良い。
ただ”相手中心の”と言われてもどう振る舞えば良いか迷うと思う。私が普段心掛けているのは、相手の望みを理解し、その抽象度を上げてあげる。
そしてその望みが達成出来るようエフィカシーを高める、まさにコーチングそのものの考え方。
相手の望みの抽象度を上げるとは、相手に彼らだけでなく、周りの人をもっと多く巻き込んで豊かさを与えていくよう促していくこと、決して彼らの為だけではなく。それが抽象度を上げていく基本的な考え方。
私は以前尊敬する会社の上司から自分の望みだけを会社に言うのではなく、同じ望みを持っている人たちの為にあなたが代表して会社に言いなさいとよく言われた、それがまさしく抽象度を上げていく考え方。
相手の望みの抽象度を上げ、抽象度を上げた望みが実現できるよう相手に極力実現しているイメージが湧く言葉を投げかけエフィカシーを上げていく。
当然出来る時もあるし出来ない時もあるので、完璧主義には陥らないことが肝要。
ただこのコーチングの考え方を少し意識に置くのと置かないのでは、時間が経過すれば大きな差になって現れてくるのも事実。
あなたが相手の抽象度を上げ情報空間を広げることは、ちょっとした意識を変えることで出来るはず。
彼らが視野を広くしチャレンジしていくのを見れば、あなたの脳も大きく刺激されるに違いない。相手の抽象度をを上げていくことて、あなたの抽象度も上がっていく。それがまさしくコレクティブエフィカシー。コミニュケーション能力向上の一つの鍵になるのは間違いない。
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