皆さんは成功するために才能が必要だと思いますか?
当然ながら才能があればあるほどそれに越した事はないと思います。
その才能を生かしきることがその人に与えられた道かもしれませんし生かしきることで充実した人生が送れると思います
ただしこの才能と言うものが非常に厄介な存在で私は未だに自分の才能がよく分かりません。
自分の才能はよく分かりませんが自分の不得意な事は何かはっきりと手に取るように分かるのが正直なところです。
世の中では自分の強みや才能を活かすとと言った本が書店でたくさん陳列されています。
ですから自分の強みや才能を探さないと上手くいかないと思うのは当然かもしれませんが、
私の考えはそれとは全く違います。
私の考えは自分の才能や強みを活かすのではなく自分の不得意な分野を避けることが最も優先順位が高いことだと思います。
ではなぜそう思うでしょうか?
なぜなら人の才能や強みは所詮どんぐりの背比べだからです。
確かに世の中にはずば抜けた才能を幼少期から発揮して活躍していく人はいます
会社に入ってもこの人はもの凄く才能とセンスに恵まれているなと感じさせる人がいるのも事実です。
ただし冷静に周囲を見渡していくと可もなく不可もなくと言うのが大多数の人々ではないでしょうか?
その人の飛び抜けた強みではなくて弱みならすぐに分かるいうのが実態ではないでしょうか?
私はそう思い始めてから自分の強みや才能を活かすと言う視点ではなくて自分が不得意なことを避ける方向で自分の進路の舵を切ってきだつもりです。
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才能はないが営業成績ナンバーワンの上司
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私が才能やセンスを生かすことに疑問を抱き始めた大きなきっかけは以前高額商品の電話営業していた時に遡ります。
私は大阪支店に在籍していましたが、私の上司は東京の本店でトップクラスの成績を誇り当時成績が芳しくなかった大阪支店の立て直しを命じられて異動してきたのです。
電話営業ではハキハキとしゃべる滑舌の良さやある程度明るくて大きな声が有利とされています。
その理由はクライアントは相手の姿が見えないからです。
クライアントは相手の声の調子や大きさや明るさで相手を信用できるかどうか判断していくからです。
その私の上司は声は小さくてお世辞でも声が明るいわけではなく滑舌も可もなく不可もなくと言う感じでした。
簡単に言ってしまえばこの人が東京本店のトップクラスの営業マンと言われても誰もが大きく違和感を感じるくらいです
でも営業成績は抜群なのです。
ではなぜ営業成績が抜群だったのでしょうか?
それは彼が声の明るさや大きさや滑舌の良さで周りの同僚と競争するのは避けて
トークのネタと内容で顧客を掴んでいたからです。
このように言うと彼はコンテンツ力に強みや才能があると思う人がいるかもしれません
でも私から見れば本気で考えればそれぐらいのコンテンツは誰もが生み出せるレベルだったのです。
確かにコンテンツ力は周囲よりも優れていましたが、それでも飛び抜けて優秀と言うほどではなかったのです。
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彼が一番優れていたもの
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声の明るさや大きさや滑舌の良さでは周囲に負けてしまう。
コンテンツ力は周囲より優れているが飛び抜けて優れているわけでもない。
ではなぜ彼が東京本店でトップクラスの営業成績を維持し続けることかできたのでしょうか?
それは彼が誰よりも本気だったからです
ではなぜ彼は誰よりも本気だったのでしょうか?
その理由は彼は家族へ仕送りをする必要があったからです。
彼には経済的に恵まれない母親がいました。
母親とは離れて暮らしていましたが毎月一定の金額を仕送りしていたのです。
ですから彼は本気で稼ぐ必要があったのです。
本気で稼いで母親を養っていく必要があったわけです。
それが彼を東京本店でトップクラスの営業成績を維持し続けた最大の理由です。
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成功のための大切な条件
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このように考えていくと成功のための大切な条件は見えてきます。
それはあなたがゴールに対して本気で達成する決意とその強い気持ちを継続すること以外にありません。
そしてそのゴールを達成するために自分が明らかに不得意な分野で競争は避けることが非常に大切になってきます。
私は本気の決意とその強い気持ちを維持し続ける仕組みが大きく飛躍するためには何より大切だと繰り返し述べてきました。
あともう一つ付け加えるとするならば不得意な分野での競争に巻き込まれないことが非常に大切になってきます。
人は才能やセンスについてはどんぐりのの背比べでなかなか気づきませんが、
弱みや不得意なものは自分で苦手意識が
明らかにあるので工夫次第で意図的に避ける方法はあるはずです。
避ける方法がなければ進路変更を考える必要があるかもしれません。
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まとめ
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本日のお話しは如何だったでしょうか?
才能はあるに越したことはないし、自分の才能やセンスが何かはっきりと分かっている人はそれを存分に活かしていけば良いと思います。
ただし世の中の大多数の人が誰もが見てもはっきり分かる才能やセンスに恵まれているわけではなくて大半がどんぐりの背比べだと思います。
そして自分の不得意な分野や苦手な分野ははっきりと分かる人が多いと思います。
であれば自分の才能やセンスは何なのかと言うポイントに固執するのなくて、
第一優先にやるべき事は自分の不得意な分野や苦手な分野を避けることです。
そこを根性で頑張れは何とかなると考えてはいけません。
その上で本気の決意をしてその強い気持ちを維持し続けることが何より大切になるわけです。
あなたが才能やセンスに拘るのではなく
不得意な分野を徹底的に避けるやり方で
未来の最高のゴールへの活路が開けるよう心から応援しています。
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