苫米地式コーチング理論を学んでいれば未来思考の大切さはいろいろ学ばれているかと思います。
未来思考は確かに大切なので今すでに未来思考を実践することによって目の前の現実が大きく変わり始めているのであればそのままの方法を続けてください。
ただし私が見ている限り未来思考と言う言葉だけが一人歩きし過ぎていて現実世界で成果結果を出せていない人が数多くいると思います。
ではなぜそうなってしまうのでしょうか
同じように未来思考を持ちながら成果結果が出せている人と出せていない人の大きな違いは何でしょうか?
今回はその違いについてお話をしていきたいと思います。
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あるコーチのお話し
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私はコーチングスクールでいろいろな人と出会ってきましたが、
この人とは同じ土俵で勝負しても絶対に勝てないと思わせる人物が一人いました
そのコーチは書籍も数冊出版しておりその分野においてはコーチング業界の第一人者と言っていいでしょう。
そのコーチも当然ながら未来思考の大切さは大きく強調されていましたが、
私はその人の過去のブログを読んでいるうちに自然と注意が向けられたのが未来思考ではなく彼の半端ではない行動量でした。
私がそのブログを読む限り彼は当時企業でもエグゼクティブとして働き大学院でMBAの資格を取り個人でコーチングのクライアントを持っていたと思います。
彼が当時どんな未来思考を持っていて頑張っていたのか私はよく分かりませんが
普通の人と明らかに違うのはアウトプットの量です。
私がこのように言うと未来思考があるからアウトプットがそれだけ可能になったと考える人もいると思いますが、
そのように考える人は現実世界において成果結果が出せていない人です。
目の前の現実においてしっかり成果結果が出せている人はこの私の話を聞いてそんなの当たり前と思うだけです。
私が何を言いたいかと言うと、
未来思考によりモチベーションが上がり行動量が増えていくと同時に行動量が増えているから未来に対する強い働きかけが可能となり更に未来思考が強まっていくと言うことです。
ここで鶏が先か卵が先かの話をするつもりはありません。
あなたが仮に未来思考をしっかり持っているけれども目の前の現実世界で成果結果が出ていないのであればアウトプットが圧倒的に足りていないからです。
アウトプットが圧倒的に足りていない状況で未来思考と言ってみても単なる言葉遊びにしか過ぎません。
アウトプットが圧倒的に足りていない状況で未来の最高のゴール達成に対する臨場感など高まりようがありません。
未来思考とアウトプットの量はワンセットとして捉えて相乗効果で強化されていくものです。
ただし自分の都合の良いように未来思考だけ切り取ってみて妄想の世界にふけている人が数多くいると思います。
それでは成果結果が出るわけがないのは当たり前のことです。
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ではどうすればいいか?
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先程の話を聞いて確かにその通りだと思いアウトプットの量を意識的に増やしていこうと思う人は目の前の現実が確実に変わっていく人です。
ただし今何をやればいいか分からないから未来思考をきっかけにアウトプットをしていこうと考えている人もいるかと思います。
そんな場合私であればどうするか?
私であれば未来思考の考え方を一切捨てます。
潔く未来思考を一切捨て去り今この瞬間に目を向けて行きます。
そして今この瞬間自分は何をやるべきかと問いかけ何でも結構なので直感で思いついたことをすぐに行動に移していきます。
要するに未来からの逆算思考を捨て去り意識をこの瞬間瞬間に集中させさっさと動くと言うことです。
さっさと動くことによって脳に刺激が加わります。
脳に刺激が加わることにより今まで脳に入っていなかったスイッチが入る可能性があります。
そこから未来思考が生まれ強化されていくかもしれません。
今あなたの目の前のこの瞬間瞬間に意識を向けていくことがあなたの未来思考を作り上げていることになるのです。
その点を理解せずに未来思考に強く拘り過ぎてはあなたの目の前の現実は変わらないし未来思考も生まれてきません。
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私のオススメ
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あなたが未来思考が全く持てず何をやればいいのか分からないのであれば、
潔く未来思考は一切捨て去り今この瞬間に目を向けて直感で思ったことをやっていくことが大切と述べてきました。
その中でも私が特にオススメなのは人に会っていくことです。
書籍でも動画で新たな知識に出会うことでも構いませんが、
人に出会うことの方がより有効にあなたの五感を生かせます。
五感とは視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
です。
人に出会うことで、より臨場感のある視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚が可能となり、あなたの脳が刺激されていきます。
例えばある人物の書籍を読んだり動画を見たとします。
書籍では視覚しか働きません。
動画では視覚と聴覚しか働きません。
人に会うことで視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚が全て働きます。
その結果何が変わっていくのでしょうか
脳の中にイメージが刻まれやすくなり無意識が働きやすくなります。
ですからあなたが未来思考を持っていくためにはより多くの人に出会っていくことです。
私の場合は将来何をしていいかよく分からなかった時に興味のあるセミナーに参加していました。
セミナーではそれを主催する講師と一緒に勉強する仲間と巡り会いますが、
彼或いは彼女との会話がきっかけで過去の様々な出来事が頭の中で自然とまとまり始め自分が進みたい方向性が見えてくることもあります。
別にセミナーに参加しなくてもより積極的に学生時代の友達や会社の同僚や上司と交流していくことでも構いません。
とにかく未来思考に強く拘り過ぎずさっさと人と会ってしまえと言うことです。
そうすれば何らかの糸口が見つかるはずです。
自分の中で閉じこもって自分探しをすることほど時間の無駄使いはありません。
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まとめ
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本日の話しはいかがだったでしょうか?
未来思考を持って上手くいっている人と上手くいっていない人の違いを述べてきました。
その違いはアウトプットの量です。
未来思考を持っていてもアウトプットの量が圧倒的に足りていなければ目の前に成果が結果出てくるわけがありません。
アウトプットの量が足りていない人は未来思考と言う言葉遊びをしすぎず、より多くのアウトプットを出すことに専念してください。
ただ今何をやるべきなのか何をやりたいのか分からないから未来思考でそのきっかけを作っていきたいと言う人は潔く未来思考を一切捨てて下さい。
そして今この瞬間に目を向けてあなたの直感を信じてより多くの人と出会いあなたの脳を活性化させて下さい。
人と出会うことによりあなたの過去の出来事が一つ一つまとまり始めあなたの進みたい方向性が見えてくる可能性があります。
潔く未来思考を一切捨て去ることも一つの有効な方法になるわけです。
あなたが適切な距離感で未来思考と付き合い目の前の現実世界で大きく飛躍されることを心から応援しています。
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