数多くの売れない認知科学式コーチが陥る罠があります
それは最新のコーチング理論の素晴らしさを伝えようとすること
クライアントが最新のコーチング理論に対する理解をもっと深めたいと思うのであれば
それに対して真摯に分かり易く答えてあげるのはコーチとして当然必要な仕事です
ただしコーチングをビジネスとして始めるのに
一番目に大切なのは顧客のニーズです
二番目に大切なのも顧客のニーズです
三番目に大切なのも顧客のニーズです
それ以外ありません
例えば認知科学式コーチがよく使うコンセプトに抽象度があります
抽象度自体のコンセプトは私も素晴らしいと思うし一生懸命勉強しブログにも何本も書いています
ただしコーチの本来の仕事は
顧客の困っている現状を把握して
解決方法を提示して
それを実践してもらいながら
小さな成功体験を積み重ね続けてもらい
未来のゴール達成の臨場感を高めエフィカシーを上げ続けてもらうことです
その結果無意識の力が大きく働き出し
ゴールが目の前の現実として現れてくるのです
クライアントをゴールへ導くのがコーチ本来の仕事であり
決して最新の認知科学式コーチング理論を伝えることが仕事ではありません
その理論やスキルを教えるのは
コーチング協会の仕事であって
あなたコーチの仕事ではありません
例えばの話ですが
顧客がITに対して苦手意識があり
パソコンを使うのに苦労していれば
それを実際にface-to-faceで助けてあげるのも
顧客の大きなニーズを満たしてことになります
パソコンに対する苦手意識がなくなっていくと顧客の不安も大きく軽減され
軽減され多分そのエネルギーがゴール達成の臨場感に向かい易くなります
ですから認知科学式コーチがビジネスとして
自分のコーチング商品を売っていきたいのであれば
抽象度と言う言葉から一度大きく離れてください
抽象度の高い世界だけを取り扱おうとするのではなくて
目の前の本当に顧客が困っている出来事を直視して
それがあなたにとって些細なことであったとしても
クライアントにとっては大きな問題である可能性があるわけです
そこをしっかりとサポートし続けるから
クライアントとの信頼関係が生まれ
クライアントが再度契約してくれるわけです
それが抽象度と言うコンセプトから一度大きく距離を置いて下さいと言う理由です
抽象度と言うコンセプトを伝えてあげたり
顧客の抽象度を更に高くしたりするのも悪くはありませんが
目の前の些細な不安や恐れを解決してあげると
顧客の抽象度が自然に高くなることも充分あるわけです
ですからコーチはクライアントのなりたい未来の姿と現状の問題点をしっかりと傾聴して
クライアントの目の前の些細な恐れや不安を確実に取り除いてあげる事は非常に大切な仕事であり
それがクライアントの大きなニーズの可能性でもあるわけです
あなたのコーチングビジネスが上手くいっていないのであれば
最新の認知科学式コーチング理論から一度大きく距離を置いてください
そして頭をまっさらにして
顧客の困っている事は何かそれを真摯に傾聴し感じ取ることが非常に大切です
それが本当のプロのコーチの姿であり
そしプロとして売れ続ける極意でもあるわけです
あなたがクライアントのニーズから本当に売れ続ける商品を作り出し売れ続けるコーチとなれるよう心から応援しています
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