自己啓発書籍でよく努力や根性は必要なしといった誇大広告を見かけます。
果たしてこの内容は正解でしょうか?
結論から言えば、明らかな不正解です。
こんな子供じみた言葉に踊らされていては自分にとって都合のいいことしかしない本当に稼げない人になってしまいます。
この理由を論理的に説明していきます。
先ず言葉の定義をしていきます。
努力や根性とは一体何でしょうか?
私は自分の思うようにいかない不快な状態の中でアウトプットをしていくことだと考えます。
スムーズにいかず歯痒さを感じながら、それでもアウトプットをしていくことが、努力や根性だと定義します。
ではこのような状況を完全に回避することは可能でしょうか?
答えは99パーセント、NOです。
そもそもあなたが今無我夢中にやっていることでも、
必ず何かしら自分の思うようにいかない歯痒さを感じながら、
それでもアウトプットをし続け、
周囲から一定の評価を受けるようになり、
面白くなったというのが真実に近いところだと思います。
ですから、正解は「努力や根性は必要なし」ではなくて「努力や根性は必要なくなる」か正確です。
最初からwant toを求めすぎる人は努力や根性をすぐに否定してしまいがちです。
しかし物事が上達するステップは必ず四つあることを理解すべきです。
その一、「無意識の無能」
そのニ、「有意識の無能」
その三、「有意識の有能」
その四、「無意識の有能」
車の運転で例え分かり易く説明していきます。
その一、
「無意識の無能」とは、車の運転の仕方に対して全く知識がなく、教習所に通う前の状態。
そのニ、
「有意識の無能」とは、車の運転の仕方に関して知識は身についたが、それを実践できず、教習所で講義を受けている状態。
その三、
「有意識の有能」とは、車の運転の知識もありそれを一つづつ意識しながらこなしている、教習所でインストラクターが助手席に座りそのアドバイスを聞きながら運転を何とかこなしている状態。
その四、
「無意識の有能」とは、大切な運転に関する知識が自分の体内にインストールされ意識されなくても全てをこなしている、高速道路で自分一人で車をスムーズに運転している状態。
物事が上達していくには必ずこの4つのステップを通過します。
この一から三までのステップが、自分の思うようにいかない、不快な状態の中で何とかやりくりしている、つまり努力している状態と考えてもらえば分かりやすいかと思います。
ですから物事を上達させるためのプロセスとして必ず頑張っている努力している状態というのは存在します。
例えば私が日々発信しているブログにも間違いなく当てはまります。
最初は文章が書けないネタが思い付かないどうして続けていけば良いか分からない状態に陥ります。
それでも何とか工夫して書こうとしていくわけです。
最初は脳細胞に汗をかいてもらい、
自分の頭の中の世界を具体的な言葉で表現することで杯一杯となり、このプロセスは上記の一から二のステップに当てはまります。
そして徐々に文章が書けるようになり、ネタもストックが増えてきて、次の段階ステップ三に到達します。
このステップは多少頑張りながらも努力しながらも自分が上達していることを実感している段階です。
ブログの本数で言えば50本に到達している段階でしょう。
そして最後のステップ四に移ります。
ブログの本数で言えば、100本に到達している段階です。
今まで書いてきたブログの内容が骨格となり、組み合わせが自由自在にできるようになり、書くこともネタを考えることも楽しくできるようになります。
このステップ四でようやく、努力や根性という感覚が薄れ、思う存分集中して没頭している状況になり、歯痒さが大きく薄れます。
ここで始めて努力や根性は必要無しと言えるようになるのです。
ただしこのステップ四に到達する為には、実際ステップ一から三の高いハードルが存在します。
そこをクリアして初めてステップ四の努力や根性が必要なくなる状況に到達します。
ここまで説明すれば、「努力や根性は必要なし」が正解ではなく、「努力や根性は必要なくなる」が正解と理解してもらえるはずです。
このことを最低限理解しないと、自分にとって本当に都合の良いことしかしない本当に稼げない人になってしまいます。
誇大広告に騙されずに、物事を冷静に論理的に考え、是非あなたが未来の最高のゴールを達成されることを心からお祈りします。
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