人生を振り返りつくづく思うのは、人は現在の人間関係に翻弄されてしまうということ。
家族との人間関係、会社での上司、部下同僚或いは取引先との人間関係、友人との人間関係、様々な人間関係あり。
全て大切で、これらの人間関係を良好にすることで、あなた自身もハッピーな気分になるに違いない。
ただここで一つ新たな視点を付け加えて欲しい。
それはあなたの未来に付加価値を生み出せる人間関係が今あるかどうか。
この人間関係があなたが未来に生み出す富を決定づける。
現在の人間関係を良好に維持すれば、未来に富を生み出せると勘違いしてはいけない。
確かに現在の人間関係を良好に維持すれば良いのは誰もが分かっているが、「それだけ」では富は生み出せないことは最低限理解しないといけない。
「成功者の背後に成功者あり」
「成功者は成功者に引っ張り上げられわる」
この言葉を聞いたことはあるだろうか?
なぜ成功者の背後に成功者があるのだろうか?
なぜ成功者は成功者に引っ張り上げられるのだろうか?
認知科学式の論理から言えば次の3ステップで説明できる。
<ステップ1>「成功者が身近にいることでゴール達成への臨場感が高まる」
<ステップ2>「成功者とのコミュニケーションでコンフォートゾーンが拡大される」
<ステップ3>「臨場感の高まりとコンフォートゾーンの拡大でエフィカシーが断続的に高まる仕組みが脳内に出来上がる」
この3つのステップを掘り下げて見ていきたい。
<ステップ1>「成功者が身近にいることでゴール達成への臨場感が高まる」
なぜ成功者が身近にいることでゴール達成の臨場感が高まるのか?
それは成功者と同じ空間を共有することで、成功者も同じ人間、彼或いは彼女ができるなら、自分でもやってみたい、自分でもできるという思いが日増しに強くなるから。
同じ空間を共有すればするほどビジュアライゼーションが可能になるから、五感がフルに働き臨場感が高まり、あなたの無意識がゴールへ正確に狙いを定め始める。
無意識がゴールへ正確に狙いを定めるから、あなたはゴール達成へ向けて行動を取るようになる。
その結果臨場感が更に高まる。
<ステップ2>「成功者とのコミュニケーションでコンフォートゾーンが拡大される」
なぜ成功者とのコミュニケーションでコンフォートゾーンが拡大されるのか?
それをあなたが今まで知らなかった世界を見て聞いて感じとることができる
ようになるから。
今まで知らなかった世界とは、成功者の思考、判断、行動パターンと考えてもらってもいい。
その中でもスピード感覚の差は大きな違い。
一般人が「まだまだ練習、準備」と言っている時に、成功者は「もう本番」、言葉で表現するとこうなるが、実際の感覚の違いは直接のコミュニケーションを取らないと分からない。
この違いを理屈ではなく肌で感じ取ることが極めて大切。
肌で感じ取るから、自分で再現することが可能になる。
その結果コンフォートゾーンが確実に拡大する。
<ステップ3>「臨場感の高まりとコンフォートゾーンの拡大でエフィカシーが断続的に高まる仕組みが脳内に出来上がる」
臨場感の高まりによりあなたの無意識がゴールへ正確に狙いを定め、ゴール達成への行動を取れるようになる。
そしてコンフォートゾーンの拡大により、成功者の思考、判断パターンを
あなたの行動に取り入れることでゴール達成への大きな推進力が生まれる。
その結果エフィカシーが高まる。
エフィカシーが高まるから、臨場感が上がり、コンフォートゾーンも拡大する思考、判断、行動パターンを更に取れるようになる。
これが脳内でエフィカシーを断続的に高め続ける仕組みだ。
この仕組みで循環が繰り返されると未来のゴールを達成するのは当然という意識が芽生えてくる。
脳がこの状態に入ると、集中力が研ぎ澄まされ、ゴール達成の方法を四六時中無意識で考えるようになり、その結果直感力が鋭敏になり、クリエイティビティヴな方法が自然と頭に思い浮かぶようになる。
如何だろうか?
この3ステップの理屈を知っている人と知らない人では成果結果に大きな差が生まれる。
何故か?このエフィカシーを上げる基本的メカニズムを理解することにより確実に意識が変わり次の行動に変化が生まれてくるから。
自分のゴールを達成するには、何が役に立つ方法か、何が役に立たない方法か理屈で考えることができるようになり、ゴール達成の次の一手を正確に取捨選択できるようになる。
例え途中で行き詰まったとしても、エフィカシーを上げる基本的メカニズムに立ち戻れば良い。
ここまで話せば、
「成功者の背後に成功者あり」
「成功者は成功者に引っ張り上げられる」
これも偶然ではなく必然の話だと理解できるようになる。
さてあなたの次の一手は何でしょうか?
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