今回はパフォーマンスが大きく上がらない人の2つの弱点について話してみたいと思います。
まず1つ目の弱点はゴールから逆算して今やるべきことを考え行動するのではなく、今の現状からステップバイステップで自分のコンフォートゾーンの中でゴールまでの達成方法を考え行動してしまっていることです。
そして2つ目の弱点は本当のコストパフォーマンスの意味が分かっていないことです。コストだけに焦点を当ててしまい、そのコストから生み出される現在から未来への付加価値を考えず、単純なコスト思考に陥っていることです。
皆さんはどう思われるでしょうか?
コストパフォーマンスが大きく上がらない理由をいくつか思いつかれるかもしれませんが、上記2つは間違いなくその大きな原因となります。
それでは一つ一つ説明していきたいと思います。
先ず一つ目ですが、これは私が以前よくやっていました。ゴールを達成するために今必要なことを考えるのではなしに、自分のコンフォートゾーンの中から考えている、つまり自分なりにやり易い方法でステップバイステップで達成方法を考え行動してしまっていることです。
これがあなたのパフォーマンスが大きく上がらない1つの大きな理由です。
1つ例を挙げて説明していきます。
例えば、あなたが1年後にアメリカに留学していろいろなことを学びたいと思います。現地で生活して現地の人とコミニケーションをとっていくためには、英語を話す力が必要になるのは言うまでもありません。
皆さんはそのような状況の時に今やるべきことをどのように考え行動していくでしょうか?
以前の私ならこう考えていました。英語を話すために、まずはしっかりとした語彙力が必要だ。もっと語彙力を増やすために暗記に時間をかけていこう。そして話すためには相手の言いたいことを聞き取る力が必要だ。そのためにリスニング能力を上げていこう。
決してそれらは間違いではありませんし大切なことだと思います。ただパフォーマンスを大きく上げようと思えば、まずは実際に自分で話していくことが一番大切になります。語彙力を増やすとかリスニング能力を上げていくとかはその周辺に過ぎません。
まずは自分で実際に話していくことによって、自分にとって今一番何が足りないのか分かるようになっていきます。体感レベルで実際に自分が不足しているものが分かることによって、語彙力に対する吸収力も高まりますし、リスニング能力の学びにも拍車がかかるようになります。決して語彙力を高めることから始める、リスニング能力を高めるところから話す能力を高めるということではないはずです。
なぜそのように考えそのような行動をとってしまうのでしょうか?
その大きな原因はマインドセットにあります。
あなたのマインドセットがこれが不足しているあれが不足している不足思考に陥っていることが最大の原因です。
不足思考になるとどうなっていくのでしょうか?
結局はゴールを達成するまでの最速最短の方法を考え行動するのではなしに、自分が取り組み易い方法でステップバイステップで行動するパターンになってしまいます。
仮にあなたが山登りをしていたとします。山の頂上を目指して一直線に上っていくのではなく、頂上の周辺をぐるぐる何度も同じ箇所を回ってしまい、山の頂上を眺めることに満足してしまっているような状態と同じかもしれません。
そのような状態を避けるためにはこの不足思考をあなたの頭の中から消し去っていく必要があります。これが本当のマインドセットの第一歩になります。
そのためには、あなたが自分自身であなたはもうすでに成功していておかしくはない存在であると思う必要があります。決して不足しているものは何もない、もうすでに知識スキルは十分にあると自分を信じ切ることが大切になり、自分を信じ切ることが本当のマインドセットなのです。
この本当のマインドセットは誰もあなたの代わりに助けてやってくれません。あなた自身が今この瞬間瞬間選択しやっていく他はないのです。これはある意味自分に大きなプレッシャーをかけることになります。
最初は正直大変で苦しいです。ただ目の前の出来事を一つ一つ乗り越えていくことによって、そのマインドセットに慣れてきます。そのマインドセットに慣れ、大きな成果を短期間で上げれるようになると、あなたはもう過去の自分には戻れなくなります。そのマインドセットが習慣になっていくのです。
この不足思考というマインドセットがあなたのパフォーマンスが大きく上がらない理由であり、結局自分のコンフォートゾーンの中で、自分がやり易い方法でぐるぐる回り自己満足に終わってしまいパフォーマンスが大きく上がらない結果になってしまいます。
それでは2つ目の弱点、本当のコストパフォーマンスの意味が分かっていないことについて説明していきます。
私が以前よく経験したことですが、何をやる何を買うにしても、如何に節約してやるか、如何に節約して買うかにフォーカスを当ててしまうことです。節約してやって、節約して買って、一体どういう結果を出したいのでしょうか?結果を一切考えずに節約することがゴールになっていました。
別に節約自体の考えを全部否定するつもりは毛頭ありませんが、節約とコストパフォーマンスのコンセプトは異なるということを言いたいのです。コストパフォーマンスと言う言葉は、そのコストによって生み出される現在から未来への付加価値の合計です。
ですから現在から未来にかけて生み出される付加価値を考えない思考は、単なる節約であってコストパフォーマンスではありません。常に節約してやって節約して買ってということだけにフォーカスしてしまえば、パフォーマンスは一切評価されていないことになります。それはただ単なるコスト思考に過ぎません。コストから生み出される現在から未来の付加価値に関しては一切考えていないことになります。
私は以前よく節約して家でご飯を食べようとしていました。節約して安く作るためにスーパーで特売品を買い、家で作りよく食べていました。節約だけに思考がフォーカスされてしまい、そこに費やす時間を大切だと分かっていながらも単なるコスト思考の罠に陥り、自分のコンフォートゾーンから出ることができませんでした。
ある時考え方を完全に変えました。現在から未来へ生み出されるコストパフォーマンスを最大化するための時間の使い方にだけ焦点を当て、それほど高くないものに関しては直感でこれがいいと思ったものを即断即決で買うことに決めたのです。
その結果自分はどう変わっていたでしょうか?
自分では以前よりもお金をかけて自分の好きなものを好きな分だけ買っているので余計にたくさんのお金を使っていることは分かっていました。
ただそうすることによって物事の判断スピードが早くなり、自分の脳に一定の負荷をかけることができるようになりました。好きなものを好きなときに買ってやっているのだから必ず成果を出すと常に一定の覚悟を持って物事に取り組めるようになったのです。
ある意味自分に常にご褒美をあげるから一定の覚悟を持って物事に臨めるようになり、集中力は格段に上がり、そうなっていくと1つの大きな変化が行動に現れました。
それは自分が気づいたことを即行動に移す習慣でした。先延ばしをするどころか、常に前倒しをして気付いたことは今すぐやる習慣がついたのです。今すぐやる習慣により、集中力がさらに高まり、これもできるあれもできると言う思考パターンに完全に変わっていき、それを即時やっていくことが習慣になっていったのです。
そうすることによってコストパフォーマンスが格段に向上し、将来生み出される付加価値が大きく高まっているのは分かっているので、思ったことを行動に移すスピードに拍手がかかりました。
ですからコストパフォーマンスの意味を理解する為に1つの方法として、自分が好きなものを好きな分だけ買って上げて下さい。単なるコスト思考になるのではなく、多くのご褒美を自分に与え、その分集中力を上げてスピーディーに物事に取り組み、脳に常に一定の負荷をかけ続けて下さい。そうすれば、今すぐやる習慣が身にいていきパフォーマンスも大きく向上するのは間違いありません。
如何だったでしょうか?
このお話しが皆さんのお役に立てたでしょうか?
1つ目の弱点、ゴールから逆算して考えず、自分のコンフォートゾーンの中で常に考え行動している。それを解決する方法はあなたの能力を信じきる本当のマインドセットです。不足思考に陥らないマインドセットがあなたのパフォーマンスを大きく飛躍させることになります。
2つ目の弱点、本当のコストパフォーマンスが分かっていない。それを解決する方法は単なるコスト思考に陥らず、自分が直感でいいと思った物は即断即決で買っていく。この思考習慣から集中力が高まり、常に前倒しで物事を進めていく習慣が身に付き、コストパフォーマンスが格段に向上していきます。
この2つの弱点を克服し、あなたが常にあなたの思うような成果を出し続けていくことを是非期待しています。
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