誰でも大きな決断をするのは怖いし不安だ。
この決断が間違っていたらどうなるだろう?
果たして本当に正しい決断なのか?
どうしたら正しい判断が可能になるのか?
人生を左右する大きな決断であればあるほど不安になるし悩む、将来必ずこうなると予想などできる訳もないのに。ただ心の拠りどころを求めて考え続ける。
こんな時不安になるな悩むなと言っても無駄なので、逆にとことん不安になって悩めと言いたい。
ではいつまでとことん不安になって悩むのか?
この決断により損をしてもいいと自分の気持ちの中で割り切れるまでだ。
ゴールを達成できる可能性が高まるまで本気で全身全霊で戦いに勝つ準備をするのは当然の話だ。ただ完全に勝つとはだれも約束することができない。いくら本気の準備をし尽くしても。
最終的には損をしてもいいと割り切れるから大きな決断ができるのだ、腹をくくると言うこと。
損をしてもいいと割り切れるくらい大きな決断が出来たら、次は本気で行動していく。あなたの持てる限りのエネルギーと創造性をぶつけて、全力を出し切っていく。
そしてその大きな決断が正しかったとあなたの行動力で正当化していくのだ。誰もが本気の行動で決断を正当化し成功を勝ち取ったのだ。
その時の決断が正しかったかどうかはあなたの未来で全てが決まる。
未来の最高のゴールが達成できれば、あなたのどんな決意でもそれが全て正当化される。その時の決断は正しかったことになる。
未来の最高のゴールが達成できなければ、その時の決意は間違っていたことになる。いくら本気の準備をしても失敗は失敗となる。
これら一連のプロセスが本気のマインドセッティングだと思う。本気のマインドセッティングとは何かを確実に得ることができるから決断ができるそんなものではない。
本気のマインドセッティングとは、本気の事前の準備をし尽くした、ただ結果はどう出るか分からない。引き返す選択など一切なく、後退りは一切許されない。
その中で本気の決意決断ができるのは、何かを必ず獲得するという心持ちよりも、ここまでよくやってきたから結果がどう出ようと損をしてもいいと覚悟することに他ならない。
人事を尽くして天命を待つとは素晴らしい言葉だ。ただ人事を尽くしてとは何を持って人事を尽くしたのか明確に定義されていない。
私なりの解釈で言えば、損をしてもいいと割り切れる、それが人事を尽くしたことの本当の意味と解釈している。
損をしてもいい覚悟で大きな決断が可能となり、本気の行動力でその決断を正当化していく、私もその言葉の実践者であり続けたい。
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