思考行動習慣

抽象度の上げ下げで気合の入ったエリートにも負けない




抽象度と言う概念については今までブログで何度か触れてきた。再度おさらいすると、共通項を探し出し大きな括りを作っていく思考プロセスだ。

この抽象度と言う概念は非常に大切になるので、もう一度具体例を挙げて見ていこう。

例えば、ポメラニアン、ブルドック、ダックスフンド。

これらの抽象度を上げるとどうなるだろう?
ヒントは共通項は何なのかと言う視点。
共通項を探し出し大きな括りを作ることが、抽象度を上げるという考え方。

答えはいろいろあるかもしれないが、犬でも良い、ペットでも良い。

ここまではOKだろうか?

さらに質問を進めていくね。
今度は犬の抽象度を上げるとどんな回答になるだろうか?

いろいろな答えが思い浮かんだかもしれない。
回答は一つではないが、単純に大きな括りで考えていこう。

パッと答えに思い浮かんだのは、動物。
犬は当然動物という大きなカテゴリーの中の一つだよね。

では今度は逆の質問していくね。
動物の抽象度を下げるとどうなるだろう?どんな回答を思い浮かべますか?

いろいろ思い浮かんだかもしれませんが、答えは
猫でも良いし、馬でもよいし、回答は多数あり。
猫も熊も動物の中の一つのはカテゴリーだよね。

これで抽象度に関して少しは理解は頂いただろうか?抽象度を上げると限りなく大きな括りができ、逆に抽象度を下げると限りなく小さな括りができる。そんなイメージで充分。

抽象度の上げ下げで、空全体から地上を見下ろしていく。空全体から俯瞰的に地上を見るので、地上のあらゆるものが自分の視野に入る。抽象度の上げ下げはピラミッドを大きくしていく思考プロセスと考えてもらって良い。

このピラミッドが大きければ大きいほど俯瞰的な視野であらゆるアイデアの掛け合わせ、或いはアイデアの他への転用が可能になる。このピラミッドを大きくしていく意識を持つためには、この抽象度と言う概念を頭の中に入れておいた方が効率的。ただ少しの訓練と習慣化が必要ですが。

この抽象度の上げ下げを習慣化していくと気合いの入った頭のキレるエリートにも負けない自信がつく。何故そうなっていくのか?

物事を点からでなく、線からでもなく、面からとらえることが可能になる。更に大きなスケールで言うと、平面からだけではなく、空間からとらえることが可能になる、次元が一つ上がる。それが抽象度と言う概念の力だ。

自分の思考の次元が一つ上がることで、物事を大きなスケールで冷静に確実に一つの点をあらゆる角度から見れるようになるのだ。だから気合の入った頭のキレるエリートにも負けない自信がつくのだ。




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