問題悩み解決方法についていろいろ言及しているが、あなたなりの状況に応じたシックリくる解決方法が一番、知識方法論に嵌るのは時間に対して採算が合わない、いろいろ本を読むのも良いが、先ずはシックリきた方法から始めることが何より重要だ。
今回も一つの参考アイデアとして捉えてもらえば良い。それはお題の通り、あなたの抱えている問題よりもあなたのスケールが更に大きくなること、問題に真正面から立ち向かうというよりも、問題そのものをあなたか受け入れあなたの器で包みこんでしまうそんな解決方法もあるということ。
例えばの話し、不謹慎な例であればご容赦願いたいが、あなたが不治の病に冒されたとする。それ自体は現在の医療レベルでは画期的な治療方法が見つからず、あなた自身も様々な方法を試しみたが、解決の糸口が見つからなかったとする。
そこで真正面から解決しようとすればするほど辛くなるし精神的な負担は大きくなり、その結果あなたの体力も奪っていく。
それよりもその現実をジタバタせず受け入れ、こらからどういう生き様を描けば後世に役に立つことが出来るか、その視点で物事を考えてみることが一つの解決方法に繋がるかもしれない。
結局は何度か触れているが、抽象度を上げスケールを大きくし俯瞰的な視点で物事を眺めることになるが、あなたの情報空間を更に大きなものにしていく感覚というべきか。
この抽象度を考える際、ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』の一文、あなたが人生に何を求めるかではなしに、人生があなたに何を求めるかという視点がやはり大きく参考になる。
この言葉が高い普遍性を持つのは当然で、アウシュビッツという過酷な環境の中生き延びた人の言葉だけにその重みは計り知れないのだ。この抽象度の高い思考をすれば、あらゆる過酷な状況から脱することが出来るという考えは毛頭ないが、人に生きるエレルギーを与えてくれるのは紛れもない事実なのだ。
この言葉はあなたの思考にパラダイムシフトを起こしてくれる。あなたをあなたの小さい世界の思考から切り離し、違った景色を見せてくれるのは間違いない。
問題解決には真正面から向き合うことも非常に大切で、そこから新たな展開を見せることも頻繁にあるのは事実。
だが真正面から少し逸らしてみる考えがあってもいいと思う。逸らすと言うよりも空間の次元を一つ増やす思考、あなたの思考のスケールを限りなく大きくしていく、それが抽象化思考と考えて頂いて結構。
あなたの思考のスケールを大きくする抽象化思考、それがあなたの器を更に大きなものにし、問題に対する視点を根本から変えてくれる有効なものになると確信している。
その思考の結果、あなたが感じる世界が変われば、あなたが抱えている問題よりもあなたのスケールが大きくなっている証になる。
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